南米's diary

2016年9月〜2017年3月頭まで南米を旅する無職な二人の愉快な日記。

チリ・サンティアゴで初めてのサーカス観戦

Hola! 「しばらくブログ見てなくてまた溜まっているかも…!って思ったらそんなになかった笑」って友達に言われためぐたんです! これからドバーーーっと更新しますよー! 書きたいことはたまっているけれども、ゆったりと流れるチリの時間に身を任せていたら、いつの間にか時が経っていたのです。実に6日ぶりですね。私が急死に一生を遂げたあの日から……。

あれ、今、冷静になって文字を眺めてみたら、「急死に一生を遂げた」ではなく、正しくは「九死に一生を得た」だと気がつきました。くっ。私としたことが……。まあ、それほどあの時は死にそうだったということです。(参照「チリ・サンティアゴで急死に一生を遂げる - en_chile’s diary」)

今ではもう傷口はすっかりふさがり、あとは表面の裂けた皮膚がくっつくだけで完治です。治りが早い自分の治癒力に感動しました(決して傷が浅かったわけではないです。傷は海よりも深かったのですから)。

日曜の午後、サーカスへ行く

今日はサーカス体験記を書きたいと思います。マンションの近くに『ダレン・シャン』に出てくるようなサーカスの(簡易? 一時的な?)施設ができており、興味をそそられたので観ることにしました。

土日は午後4時、6時、8時の3回公演で、月曜と火曜(?)は6時、8時の2回公演です(確か)。私は日午後6時の回を観ることにしました。外出したときはいつもこのサーカスの前を通るのですが、大抵、人がまったくいないので、このサーカス大丈夫かな? と不安に思っていたのですが、午後6時前に行ってみたらなんと大勢の人が……!

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チケット売り切れていないかな、大丈夫かなと心配しながらチケットカウンターに向かうと、大丈夫でした。無事チケットを買えました。一番安い席から6000ペソ、7000ペソ、1万ペソ、4人掛けの席が6万ペソです。私は奮発して一人用の席では一番高い1万ペソのチケットを買いました。

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会場の中へ入る列が3つに分かれていて、どこに並べばいいのかまったくわからなかったのですが、私は並んでいる人の手に着目しました。私と同じチケットを持っている人がいる列に並べばいいのだと。私、天才。どうやら、真ん中の列が高い席を買った人が並んでいる列のようです。

並ぶの結構後ろになっちゃったなぁ、と思いながら一人でしょんぼり並びました。そうそう、まりあたんはいません。サーカスに興味がないようで家でお留守番です。いい子にしているかな。家の中を汚くしていないかな、大丈夫かな。誘拐されていないかな。などと、考えていたら、開場したようで列が動き始めました。

これがザ・サーカス

施設の中に入ると、最初はこんな感じになっています。なんだかサーカスっぽいですね。っぽいではなく、サーカスですが。

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そこからさらに歩き進めてステージのある場所に到着です。前の席からすぐに埋まるのかな〜と思っていのですが、案外そうではなく、最前列や2列目、3列目が結構空いていました。私は、2列目に座ることにしました。もし、最前列に座ってサーカスの人に絡まれたら嫌だと思い……だって、スペイン語しゃべれないんだもん。か弱い女の子だもん。

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席は満員ではなく、サイドには人がいませんでした。結構並んでいたはずですが、皆さん、真ん中に集結したのですね。午後6時すぎ、いよいよ開演です。まず最初に小さな少年が出てきて、会場が和みました。うまく技ができていないのがさらにかわいいです。スマホの大きな模型という小道具も出てきました。画面に「Evernote」や「WhatsApp」のアイコンがあったことを私は見逃しませんでした。細かいことろまで手が込んでいます。

その後は、普通にサーカスでした(今までサーカス観たことないけど)。縄を使って空中を飛んだり、軟体人間が出てきたり、コメディアンらしき人が出てきて会場を笑わせていたり(何を言っているのかさっぱりでした)。ライオン人間や、口から火を噴く人、頭から蛇がうじゃうじゃ出ている人などは出てきませんでした。異世界へワープできると思ったのに残念です。

途中で写真を撮る人がまわってきたのですが、私の右隣の家族をパシャりと撮って、私をスルーして、左隣にいる家族をパシャりと撮っていました。私だって、一人だって、写真を撮ってもらいたかったのに!! 一人で来ている人はおそらく私くらいだったのですがね。みんな家族連れ、小さい子供連れでした。何歳になっても私は子供の心を忘れません。一人だって楽しいのです。子供だから。

大の一歩手前の満足

途中で休憩を挟み、約2時間の公演が無事に終了しました。初めてのサーカスは十分楽しめました。チリ人のノリってすごいなって思ったり。結構盛り上がっていました。出演者から促された手拍子はまったく続かなかったけど。日本だったら、一度手拍子が起こればしばらく続くと思うのですが、チリ人は疲れやすいのでしょうか。「盛大な手拍子→だんだん小さくなる→なくなる→出演者に促される→最初に戻る」。このサイクルを永遠と繰り返していました。省エネチリ人。

会場にはわたあめも売っていました。「ワタアメ〜〜〜!」(「ア」にアクセント)とひたすら叫んでいたように聞こえました。買いたかった……。

おそらく家で良い子に待っているまりあたんには何もお土産を買わずに、終演後はそそくさと会場を後にしました。ちなみに、今もまだサーカス軍団はいます。いつまでここにいるのだろう。旅するサーカス軍団だと思ったのに、ここに永住するのかな?! それではアディオス!

(一眼レフで公演中もバシバシ撮っていいとは夢にも思わず、コンデジしか持ってこなかった&開演前しか撮らなかったので写真が荒い&少ないのはお許しを!)

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